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箕面公園 大阪梅田から電車でわずか30分!滝と紅葉で知られる関西屈指の景勝地

散策コース:箕面)

関西で「国定公園」というと、大阪南部や奈良、和歌山の山間部など、大きな都市からは距離が離れた場所を思い浮かべる人も多いのではないかと思います。

しかし、実は、大阪のすぐ近くにも国定公園があるのです。

それが、今回ご紹介する箕面公園(明治の森箕面国定公園)です。


大阪の梅田駅から、阪急電車に乗って、箕面市の中心、阪急箕面駅までは30分足らず。

「箕面」という地名は有名でも、その交通の便の良さについては、阪急沿線にお住まいの方を除けば意外に知られていなかったりします。


箕面公園は、この箕面市の北・中部に広がる広大な公園。

箕面駅から少し北に上ればそこはもう自然あふれる森の中です。

四季折々の姿を見せる園内には散策路が整備され、1年を通じて快適なハイキングが楽しめます。

箕面公園

さて、箕面といえば、真っ先に思い浮かぶのが、そして、紅葉

落差のある箕面滝の周辺は、古くは修験者の修行場、現在では関西でも屈指の景勝地として知られます。

特に、紅葉で山全体が真っ赤に色づく晩秋には多くの観光客が訪れます。

一方で、箕面山を含む広々とした園内に、さまざまな種類の動植物が生息するという点も見逃せません。


では、紅葉、さらに、動植物の宝庫という点にもスポットを当て、箕面公園の魅力に迫っていきましょう。


<箕面大滝>

箕面公園内には箕面川という川が流れていますが、この箕面川の途中に大瀑布があります。

これが箕面大滝

落差33mという雄大な滝で、箕面のシンボル。日本の滝百選にも選ばれている名滝です。

その昔、修験道の祖、役小角(役行者)がここで修行したとも伝わります。

岩の上から大量の水が大きなしぶきをあげて滝壺に落下する様を眺めていると、もやもやとしていたこちらの心もすがすがしく洗われていくように感じます。

箕面大滝

また、阪急箕面駅から箕面大滝まで、箕面川に沿って、「滝道」と呼ばれる遊歩道が整備されています。

この滝道は歩行者専用。アップダウンが小さく、また、きれいに舗装されており、小さなお子さんや年配の方にも歩きやすい道です。

ハイキング初心者でも気軽に訪れることができるのも、箕面大滝の魅力の1つです。


(注)10月の台風による土砂崩れの影響で、2017年11月29日現在、滝道は、瀧安寺の少し先から箕面大滝までの一部区間で通行止めです。

箕面駅から滝道を歩いて箕面大滝へは行くことはできませんのでご注意ください。
なお、北方からの別ルートや滝道と並行する車道からなら滝へ行くことは可能です。
(詳細は、箕面公園ホームページでご確認ください。)

滝道

<紅葉の名所>

晩秋になると箕面公園の全体が紅葉で色づきはじめます。

見どころは、11月下旬から12月初旬。この頃には、箕面大滝の周辺も赤く染まります。


箕面駅から大滝に向かう滝道の横にも、箕面川の流れに沿って、たくさんのもみじの木が生い茂っています。

晩秋の頃にはこの辺りも赤く色づき、滝道は多くの観光客でにぎわいます。

滝道沿いの紅葉

滝道の途中にも、紅葉の名所が存在します。

まずは、西江寺(さいこうじ)。箕面駅の少し北、滝道から右の脇道へ入った先にあります。

高野山真言宗のお寺で、本堂には、役小角作と伝わる大聖歓喜天の像が安置されています。

また、秋の紅葉の他、椿の名所としても知られるお寺です。

西江寺

次は瀧安寺(りゅうあんじ)。滝道の途中にある修験道のお寺です。

役小角が箕面滝の下に建てた「箕面寺」が始まりとされています。


境内の奥に位置する本堂に祀られているのは、これも役小角の自彫りと伝わる弁財天像。

また、境内入口近くの観音堂には、如意輪観音像(国の重要文化財)が安置されています。

なお、神仏習合の名残で、お寺でありながら、境内のところどころに神域を示す鳥居が残っていたりします。

瀧安寺

また、滝道からは離れますが、箕面大滝の北東にある勝尾寺(かつおうじ)も、箕面を代表する紅葉の名所です。

西国三十三所観音霊場の第二十三札所。

勝運祈願で知られます。境内の至るところにダルマが置かれている、なかなか個性的なお寺です。

勝尾寺

<動植物の宝庫>

箕面公園は、ほ乳類、鳥類、昆虫類、樹木、草花など、さまざまな動植物の宝庫でもあります。


特に、野生のニホンザルが生息していることで有名ですね。

なお、サルの野生生活を取り戻すため、サルへの餌づけは箕面市の条例で禁止されています。

最近では、観光客のいる場所にサルが現れる頻度はかなり減りましたが、もし、道中サルに出会っても、食べ物を見せないようくれぐれもご注意ください。


子供に人気のカブトムシやクワガタムシをはじめ、オオムラサキやタマムシ、ホタルなど、都会ではなかなか見られない虫もたくさん生息しています。

大阪など都市部に住む都会っ子にとっては、夏の昆虫採集に最適な場所です。

ニホンザル

また、箕面公園の動植物に興味がある方は、散策の合間にでも、次の施設を訪れてみてはいかが。


(箕面公園昆虫館)

箕面公園内にある昆虫専門の博物館。

滝道途中にあり、滝へ向かう際にふらっと立ち寄ることができます。

箕面公園昆虫館

クワガタムシやタガメなどの生体展示や、いろいろな蝶が飛び交う放蝶園が見どころです。

昆虫好きのお子さんはもちろん、小さい頃に虫取りを楽しんだ経験のあるお父さん達にもおすすめのスポットです。

放蝶園

(箕面ビジターセンター)

箕面公園の公園利用者向けの施設。

こちらは箕面大滝よりもさらに奥、少々山深い場所にあります。入館無料。

センター内の展示室では、箕面公園内の動植物の生態に関する展示説明があります。

その中でも、展示室内にずらりと並ぶ、標本展示(哺乳類、鳥類、昆虫など)は見応えがあり、個人的にはかなりおすすめです。

箕面ビジターセンター

なお、紅葉の時期には、箕面駅近くや滝道沿いにおみやげ屋さんが並びます。

お帰りの際に、箕面のおみやげを1つ買ってみてはいかが?

数ある箕面みやげの中でも、一番人気は、箕面特産「もみじの天ぷら」です。

天ぷらといっても、「かりんとう」のような甘いお菓子で、なかなか美味。

食べたことがない方は、まずは、お店で一度試食してみましょう。

道沿いのみやげ屋

スポット情報

<箕面大滝>

住所 大阪府箕面市箕面公園2
最寄り駅 阪急箕面駅から徒歩1時間(滝道利用)
ホームページ 箕面公園ホームページ


<西江寺>

住所 大阪府箕面市箕面2-5-27
最寄り駅 阪急箕面駅から徒歩10分
ホームページ 聖天宮西江寺ホームページ
備考 境内拝観自由


<瀧安寺>

住所 大阪府箕面市箕面公園2-23
最寄り駅 阪急箕面駅から徒歩30分(滝道利用)
ホームページ 瀧安寺ホームページ
備考 境内拝観自由


<勝尾寺>

住所 大阪府箕面市勝尾寺
最寄り駅 北大阪急行千里中央駅から、阪急バス(29系統)で33分
参拝時間 (平日)午前8時~午後5時
(土曜)午前8時~午後5時半
(日祝)午前8時~午後6時
入山料 大人400円 小中生300円
ホームページ 勝尾寺ホームページ


<箕面公園昆虫館>

住所 大阪府箕面市箕面公園1-18
最寄り駅 阪急箕面駅から徒歩20分(滝道利用)
開館時間 午前10時~午後5時
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
入館料 高校生以上270円 中学生以下は無料
ホームページ 箕面公園昆虫館


<箕面ビジターセンター>

住所 大阪府箕面市箕面1576
最寄り駅 阪急箕面駅から徒歩90分(滝道・箕面大滝経由)
開館時間 午前10時~午後4時
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
入館料 無料
ホームページ 箕面ビジターセンター

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